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平成29年春季研修会参加レポート

  • 2017年4月14日
  • 読了時間: 5分

更新日:3月21日

丸ノ内ガラーヂ株式会社 所長補佐 伊藤 浩介



平成29年春季駐車場研修が3月3日(金)に開催され、44名の方が参加されました。幸い当日は天候にも恵まれ、「丸ノ内鍛冶橋駐車場」、「首都高速道路交通管制室(箱崎)」、「バスタ新宿」を見学させていただきました。



丸ノ内鍛冶橋駐車場


東京駅周辺には、大型バスが多数往来しています。平成25年の制度改正により高速ツアーバスが高速乗合バスに一本化され、発着拠点として「バス停留所」の設置が義務化されました。


しかし、東京駅という立地では、大型バスの駐車・停留にはスペースが限られています。依然不足する大型バスと自動二輪車の駐車事情に対応して整備されたのが東京都道路整備保全公社が管理運営する「丸ノ内鍛冶橋駐車場」です。尚、大型バスの収容台数は都内最大規模(22台)です。


丸ノ内鍛冶橋駐車場管理室
丸ノ内鍛冶橋駐車場管理室

大型バス駐車スペース
大型バス駐車スペース

自動二輪車出入口
自動二輪車出入口

駐輪スペース
駐輪スペース

高速バス乗り場としての機能もありますので、2015年に新設された待合室では、高速バスの発着時刻がわかりやすく掲示板に表示されていました。鍛冶橋駐車場に駐車する大型バスは、約300台/日、年間では約100,000台を超えるそうです。



首都高速道路の交通管制室(箱崎)


つづいて、首都高速の心臓部ともいえる交通管制室の見学です。首都高は、東東京管理局(箱崎)、西東京管理局(三宅坂)、神奈川管理局の3か所での管理となっています。今回は箱崎にある東東京管理局の交通管制室を見学させていただきました。首都高や新しくなった交通管制システムの概要に加え、新システムで新たに実現した利用者への情報提供について説明していただきました。以前は渋滞箇所のみの情報提供となっていましたが、渋滞に伴う減速エリア、準渋滞の箇所も利用者に提供することにしたそうです。利用者にとっては、速度低下=渋滞という印象になるので、以前は情報よりも渋滞が長いというクレームがあったそうです。パトロールカーの見学後、交通管制室へ入ると、そこは管制業務まっただ中の現場です。移り変わる首都高の情報を表示しているのは、70インチ16面を一体化した世界最大級の大きさのパネル(サイドには55インチ8面を一体化したパネルが2つ)で、目の前の壁一面にプロジェクタ方式で情報が映し出されています。


パトロール車両の説明
パトロール車両の説明

交通管制室にて
交通管制室にて

従来の埋め込み式のパネルでは情報に制限がありましたが、新しいパネルでより細かな情報を表示出来るほかに、画面も切り替えが可能なので、必要に応じて情報をたくさん表示出来るようになっています。渋滞情報の表示も従来は、赤色(速度20キロ以下)オレンジ(速度20~40キロ)無表示(40キロ以上)の3段階の表示でしたが、新システムでは、紫(速度10キロ以下)赤(10~20キロ以下)オレンジ(20~30キロ以下)黄色(30~40キロ以下)無表示(40キロ以上)の5段階の表示より道路の状況を細かく把握することが可能です。首都高速全体のキャパシティは約30,000台、この台数になるとパネルの渋滞表示がほぼ全て真っ赤になるそうです。見学時は19,000台でした。過去最高は40,000台だそうです。


また、現在採用されている交通異常事象検出システムは、人とコンピュータの連携によるシステムで、車の動きを感知し、コンピュータで解析した異常な車の動きを即時交通管制室に知らせ、交通管制員がパトロール隊員に適切な指示を出します。これにより有事の際により素早く対応でき、交通状況のチェックをより万全にする安全対策がとられています。


首都高速には全体で監視カメラが2,184台も設置されており、常に状況を監視しているそうです。見学の最中にも事故が発生していましたが、年間事故数は10,919件、故障等も合わせると、46,000件にも上るとのことでした。尚、東東京管理局のカメラ設置台数は約300台と少ないですが、これはトンネルの多さに比例しているとの事でした。このような最新の交通監視システムを駆使して首都高の安全は守られています。



バスタ新宿


東京駅以上に大型バスなどが集中しているのが新宿駅周辺です。以前は無数のバス乗り場やタクシー乗り場が混在していて、ユーザーがわかりにくく不便で、また歩道空間が不足していたために事故等が発生していました。これらの不具合を解消するために、2016年春、バスやタクシー乗り場を集約した駅直結のターミナル「バスタ新宿」が完成しました。


JR新宿駅
JR新宿駅

バスタ新宿
バスタ新宿

JR新宿駅直結になっており、3Fが高速バス降り場とタクシー乗り場、4Fが高速バス乗り場になっています。また、ターミナル内に東京観光情報センターもあり、新宿のランドマークとなる商業施設のミライナタワー(NEWoMan)にも直結しています。


バスの発券は、窓口と自動発券機の2種類があり、窓口はまるで空港のイメージ。発券機は電車のそれと同様に直感的に使えるようになっており、大変使い易くなっています。バスタ新宿の印象はとにかく綺麗で清潔、3F南側にはオープンデッキがあり、外壁にも乗り場にも(とにかく)植物が溢れていて緑が多く、案内表示や待合スペースもバリアフリー化されピクトグラムや色分けでわかりやすくなっており、それでいて統一感のあるとてもクリーンな印象でした。


発券カウンター
発券カウンター

自動発券機
自動発券機

4階 大型バスの到着風景
4階 大型バスの到着風景

3階 バス・タクシープール
3階 バス・タクシープール

意見交換会


見学後は、新宿高島屋14階にある天厨菜館にて意見交換会が開かれました。和やかな雰囲気の中、おいしい料理とともに各会社の経験豊富な会員の方の貴重な意見を拝聴させていただき、とても有意義な時間を過ごすことができました。


今回の見学体験と合わせまして、このような貴重な機会をいただきました協会の皆様に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

 
 

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